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2006/03/15(水)
『「見落とされている」課題』

久しぶりの更新です。
花粉症と思いきや、ただの風邪で咳がとまらず&鼻水もあって&眼精疲労のうえ、原稿に追われていて更新まで手がまわらなかったMt.sideです。こんにちは。


じつは今年一年、ずっと「平成17年度大阪府男女共同参画事業」というものに参加しておりまして、大阪府からの助成金をいただきながら「誰もが過ごしやすい街づくり」について、共同研究してました。その研究の報告書を来月末までに出版しなくちゃいけない=今月中旬までに報告書原稿を提出しなければならないので、必死だったのです。


Mt.sideは一大学教員であると同時に大学院生(今年度、何とか満期退学できました<(_ _)>)でして、その大学院のゼミでチームを組んでいます。そのチームの研究課題がタイトルにもあるように


見落とされている課題


というものなんです。


我々が社会的問題に基づく福祉課題をとりあげるとき、それは社会生活から表面化したものをとりあげています。例えば…


これまでの大家族制に依存しその自助努力で行われてきた家族内介護が、核家族化・少子化の影響から立ち行かなくなってきた。つまり、家族内介護の担い手がいない=高齢者の在宅生活が成立しないという問題が社会のあちこちで見られるようになった。したがって、その解決法として、介護保険法を定め在宅福祉の充実を図ったり、高齢者の健康寿命を維持するような老人保健対策が充実したりして、高齢者の介護問題に対処している。


のように、多くの人(高齢者に限らず、障害者や児童でも同じことです)が共通に抱える問題、個人レベルでは対処しえない問題を社会全体の問題ととらえて、福祉課題とする…これが一般的な問題の捉え方だと思います。


そのなかにあってMt.sideたちは、ハインリッヒの法則に注目し、福祉課題として表面化していないが人々の生活や生命を圧迫する問題があるのではないかということで、あえて氷山の一角ではない、その奥にスポットを当てようとしています。ハインリッヒの法則とは…


ひとつの大きな爆発事故の背景には29件の同種の軽度の事故が存在し、さらにその底辺には300件の爆発事故の可能性が存在する


というものです。そして、その眼に入らない事故の多くは「当事者が言い出せない・気づいていない」ものです。言えない理由はさまざまですが、一言で集約すれば「権力構造が生み出す力関係」といえましょう。


Mt.sideたちはいま、そんなことをとりあげた研究をしています。ちなみに、この研究をまとめた報告書、4月下旬に出版予定で1000円(taxin)を予定しています。メンバーそれぞれの共同研究報告に加え、2回の講演録が収録されていますので、興味もたれた方はぜひご連絡くださいませ。

今日の一句。
言えぬから 抱えた悩みに 気づかずに…
「言えない」ことこそが問題であり、そういった事象をひとつひとつ取り上げていくことが大切なのではないかと思うわけです。
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