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2007/02/19(月)
『将来の生活を見越した上での「自立生活」』

従来の措置制度から支援費制度を経て、障害者自立支援法に基づく制度体系へと変化した障害者福祉分野です。出発当初から批判の多かった現行制度。
確かに法律立案者の考え方はもっともらしいのです。



(1)障害者の福祉サービスを「一元化」 - サービス提供主体を市町村に一元化。障害種別(身体障害、知的障害、精神障害)にかかわらず障害者の自立支援を目的とした共通の福祉サービスは共通の制度により提供。
(2)障害者がもっと「働ける社会」に - 一般就労へ移行することを目的とした事業を創設するなど、働く意欲と能力のある障害者が企業などで働けるよう、福祉側から支援。
(3)地域の限られた社会資源を活用できるように「規制緩和」 - 市町村が地域の実情に応じて障害者福祉に取り組み、障害者が身近なところでサービスが利用できるよう、空き教室や空き店舗の活用も視野に入れて規制を緩和する。
(4)公平なサービス利用のための「手続きや基準の透明化、明確化」 - 支援の必要度合いに応じてサービスが公平に利用できるよう、利用に関する手続きや基準を透明化、明確化する。
(5)増大する福祉サービス等の費用を皆で負担し支え合う仕組みの強化
(5)-a 利用したサービスの量や所得に応じた「公平な負担」 - 障害者が福祉サービス等を利用した場合に、食費等の実費負担や利用したサービスの量等や所得に応じた公平な利用者負担を求める。
(5)-b 国の「財政責任の明確化」 - 福祉サービス等の費用について、これまで国が補助する仕組みであった在宅サービスも含め、国が義務的に負担する仕組みに改める。
が、現実的に「原則1割負担」をした上で生活できるのか?ということに関しては、”絵に描いた餅”状態だと言わざるを得ないかと思います。支援を必要とする障害者の方々は、親を主たる介護者にしている方が多いと思います。そして、そういう状況で授産施設等に通う方の多くは、そこで手にする賃金だけで生活をしていけません。月々のお小遣い程度です。そこから利用料と称して引かれてしまえば、手元に残るのはすずめの涙ほどです。

あるテレビで特集していました。ある知的障害者をもつ親御さんのインタビューでした。

「昔は好きな歌手のコンサートに一緒に付いていってあげられたけれど、これからは(経済的にも体力的にも)厳しくなる。もう何年もしないうちにいけなくなる。そんなとき、この子は何を生きがいにしていけばいいのだろう?」

自立した生活の一側面としては、「生存」という基盤にプラスして、自己実現のための手段を確保できることだと思います。自己実現のための手段を確保するには、全てとはいいませんが、経済的保障があることが必要です。このご時世、何かしようとするとお金のかかることばかりです。
そして、将来に向けて自立した生活を維持していくには「親亡き後の生活」をどうイメージするかだと思います。今は親が存命だから…と考えていても、親が高齢になって自らが介護を必要とする立場になったときどうするのか?このあたりは、障害者も親御さんも社会全体も危機感をもたなければいけないと感じています。

もちろん、制度予算とのからみで、従来の制度体系では近い将来障害者の生活保障は瓦解してしまうだろう…ということも分かるのですが、現状のまま推し進めると、高齢者介護でもよく見かけるようになってしましたが、将来を悲観した心中事件等が増加してしまうのではないかと心配しています。

そんな中(ようやく本題ですね)、神戸の障害者施設で時給100円台!?というとんでもないニュースをみかけました。半日働いても、500円玉1枚と100円1~2枚、10円玉が数枚程度。普通にアルバイトしていたら、1時間で稼ぐ金額です。
ニュースでは詳細は記載されていません。もしかしたら、その施設に通う障害者の方々は、作業することそのものに楽しさや生きがいを感じているかもしれないですが、その先にある将来の「自立支援」についてもっともっと考える必要がある気がしてなりません。福祉は耳に優しい表現が多い世界です。ところが、その表現を実現しようとするには厳しい社会…という壁にぶつかることが多いのも事実です。

「今やりがいをもって頑張っているんだもの。それで十分じゃないか」

今はそれでいい。5年後、10年後、近い将来にその人の生活環境が変わったとき、本当にそれでいいのでしょうか?

 


研究報告ではないので、毎回論拠に欠けることばかり語っていますが、研究はいつも「自分が感じた疑問」から出発するものだと思います。このブログではその自分なりの出発点=思いを語っていければと思います。


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時給わずか100円台…
神戸の障害者施設、改善指導へ

2月19日3時12分配信 読売新聞

 神戸市内の知的障害者の作業所が、最低賃金法に違反しているなどとして、神戸東労働基準監督署は近く改善指導を行う方針を固めた。
 作業所は一定の条件を満たせば労働関係法規の適用が除外されるが、同署は、作業実態が訓練の範囲を超えた「労働」にあたると判断した。作業所への改善指導は異例。同様の事例はほかにもあるとみられ、厚生労働省は近く、労働者としての保護を徹底するよう、関係施設に通達を出す。
 指導を受けるのは、社会福祉法人「神戸育成会」(小林八郎理事長)と、運営する3作業所。知的障害者計16人が、指導員から指導や援助を受けながら、クリーニングなどを行い、工賃などとして1人あたり年間約25万円を得ている。 

最終更新:2月19日3時12分
出所:yahoo!ニュース

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