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2007/06/15(金)
『朝から涙が止まりません』

電車に乗っている間、非常勤の待ち時間等に手にしている文庫本があります。
左のサイドバーでも紹介させてもらっていますが、

「裁判官の爆笑お言葉集」

というものです。これの書き出しに、少年犯罪の実刑判決に際して裁判長がさだまさしの「償い」という歌詞を引用して説教をした…という内容のことが書いてあります。この事件と裁判の様子は下の通り。



2001年4月19日、東京・世田谷区の東急田園都市線において、2人の少年が銀行員の男性に対し車内で足が当ったと口論の末、三軒茶屋駅のホームで2人がかりで殴り、のちにくも膜下出血で死亡させるという事件が起きた。
傷害致死罪に問われた少年の判決公判が2002年2月19日、東京地裁で行われた際、2人は言葉では謝罪し、「自分という人間を根本から変えてゆきたい」などと述べたものの、事件自体は酔った被害者がからんできたことによる過剰防衛であると主張していた。
判決公判の閉廷直前、山室恵裁判長が被告人2人に対し、「さだまさしの『償い』という歌を聴いたことはありますか」と切り出し、「この歌のせめて歌詞だけでも読めば、なぜ君らの反省の弁が人の心を打たないか分かるでしょう」と異例の説諭を行い、反響を呼んだ。

さだまさしさんは新聞社の取材に対して、「法律で心を裁くには限界がある。今回、実刑判決で決着がついたのではなく、心の部分の反省を促したのではないでしょうか」とコメントしたうえで、「この歌の若者は命がけで謝罪したんです。人の命を奪ったことに対する誠実な謝罪こそ大切。裁判長はそのことを2人に訴えたかったのでは」と述べた。

引用:償い(さだまさし):wikipedia


 この事件は2001年に起き、上の裁判長の説教は2002年に出た判決のときのものだそうです。
恥ずかしいことに、この「償い」という曲を知らずにいて、機会があったら「償い」の歌詞を見てみたい…と思っていました。それで、ふとさっき調べてみたら、、、タイトルの通り、涙があふれてとまらないのです。
罪を償うとはどういうことなのか。人を殺めてしまった重みはどれほどのものなのか。

冗談であっても、軽々しく「殺」や「死」という文字は使えないと改めて思いましたし、じっくりとこの歌詞を見つめて、この歌詞の中に込められたものの答えを自分なりに探してみたいと思います。よければ、皆さんもご一緒にいかがですか。

(追記)
先ほど、動画サイトで「償い」の曲も聴くことができました。さらに輪をかけて涙が止まりません。。。(涙)


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償い
作詩・作曲:さだまさし


 月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
 必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
 仲間はそんな彼をみてみんな「貯金が趣味のしみったれた奴だ」と
 飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

 僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
 たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
 配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
 ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた


  人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
  被害者の奥さんの涙の足元で
  彼はひたすら大声で泣き乍ら
  ただ頭を床にこすりつけるだけだった
 
  それから彼は人が変わった 何もかも
  忘れて 働いて 働いて
  償いきれるはずもないが せめてもと
  毎月あの人に仕送りをしている

 今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
 しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
 それは事件から数えてようやく七年目に初めて
 あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

 「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
  だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
  主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
  それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
 
  手紙の中身はどうでもよかった それよりも
  償いきれるはずもない あの人から
  返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
  ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
  神様って 思わず僕は叫んでいた
  彼は許されたと思っていいのですか
  来月も郵便局へ通うはずの
  やさしい人を許してくれて ありがとう
 
  人間って哀しいね だってみんなやさしい
  それが傷つけあって かばいあって
  何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
  とまらなくて とまらなくて とまらなくて


1982年 アルバム「夢の轍」収録

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Mt.side
◆ megutaさんへ
あの映画も、やはり殺人の罪を償おうとする一青年と、(加害者の)家族であるがゆえに振り回される兄弟の葛藤の話ですね。
スクリーンでみましたが、泣ける映画でした。
2007/06/16(土) 08:51:04 | URL | [ 編集]
meguta
誰にもあるけれど
同じものはない
かけがえのない
大切なもの
いのち



歌詞を見ていたら、いつか観た映画『手紙』を思い出しました…
2007/06/15(金) 22:21:54 | URL | [ 編集]
Mt.side
さだまさし全曲歌詞集というサイトを見つけたので、先生があげてくださった曲の歌詞をながめておりました。
どれもいい曲ですね。歌詞のひとつひとつに、状況が目に浮かぶようです。そういえば、「関白宣言」が有名ですが「関白失脚」っていう裏ソング!?もあるんですよね。
2007/06/15(金) 21:54:47 | URL | [ 編集]
maboroado
実は私、隠れさだまさしのファンでもありまして、この歌は勿論、「案山子」「親父の一番長い日」など名曲がたくさんあります。
2007/06/15(金) 17:52:14 | URL | [ 編集]
Mt.side
◆ まろ。さんへ
自分の誠意は言葉だけじゃ伝わらなくて、姿勢や行動や態度、、、そういうもの全てで示さないと伝わらないですよね。大切なのは「きちんと発信したか」どうかではなく、「きちんと受信されたかどうか」だと思います。
それにしても、それ以前の問題ですよね。命を軽んじている状態というのは。。。
2007/06/15(金) 12:37:13 | URL | [ 編集]
まろ。
言葉じゃ何とでも言えるのよね。
行動に移す事が大変で、持続する事が大変で…。
今は、簡単に人の命も奪い、償うなんて事は、これっぽっちも無くて。
人としての重み…わかって欲しいですね。
これだけに限らず、自分自身にもいえる事だけどねぇ。
2007/06/15(金) 10:55:36 | URL | [ 編集]
Mt.side
◆ かほ。さんへ
法律に沿って刑事罰を通して償うことはもちろんですが、理由はどうあれ人の命を奪ったことに対する贖罪は一生続くものだと思います。「償い」の歌詞はそういう重みがあるんだと思っています。
2007/06/15(金) 10:11:12 | URL | [ 編集]
かほ。
この事件の判決は当時新聞記事で読みましたが、歌詞を全文見たのは初めてです。
心にじ~んときますね。
2007/06/15(金) 09:41:18 | URL | [ 編集]












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