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2011/05/30(月)
『理想と現実対応の境目』
雇用・就労情報最前線「障がい者の働く場ニュース」というサイトがあります。
このサイトで紹介されていた記事に

「精神障がい者は出ていってほしい」避難所の障がい者の現状

というものがありました。
理想としては社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)という福祉援助理念があるように、一緒になって問題解決を図っていくことが望ましいことだと思います。
その一方で、誰もが疲れきってしまう状況の中、みんな同じ苦労を強いられる状況においては「少しでも負担は軽い方がいい」と思うのも事実です。避難所生活などで環境が一変してしまう、しかもその環境がこれまでよりも劣悪になってしまえば、知的障害をもつ人たちはその状況に敏感に反応してしまいます。多くの人はその反応を心の中に押しとどめることができますが、知的障害をもつ人たちの中には、その反応が奇声をあげる、自傷行為等の行為として発現します。
その目に見える行為だけをみて「迷惑行為」ととらえてられてしまうのは悲しいことですが、その行為には何かを訴える意味があるのだと分かっても、被災者にもそれを受け流せるようなゆとりがあるのかというとそれもまた難しいことです。


ある一定レベルの生活環境下であれば、ある程度受け止められることかもしれませんが、「自分たちだって辛いんだ。助けてほしいんだ」という状況にあっては、生活の場を別々にする選択肢もまた検討しなければならないことだと思ってしまいます。端からみて「迷惑行為」と映るものには必ず意味、メッセージがあります。意味なくそういう行為は発現しません。まずは彼らのメッセージを受け取り、環境を改善すること。それが被災者全体の生活改善に繋がります。


追記に上記サイトの記事内容を載せてみました。

 5月23日、内閣府の第32回障がい者制度改革推進会議で、東日本大震災の避難所での障がい者の現状について報告された。
 障がい者の中でも、精神障がい者にとってはプライバシーのない過酷な避難所生活は耐えられないことであり、これが更に症状を悪化させ、大声を上げたりして「避難所から精神障がい者は出ていってほしい」と差別されていることが報告された。
 何百人といる避難所では、重度の知的障害のある男性が夜中に走り回ったり所構わず排泄をしたりするなどの行為が続き、「安心して寝られない」との不満が相次いだという。
 見えない障害のため、周りから障害を持っていると気付かれにくいという点も状況を悪化させている。避難所で小さくなって孤立していく障がい者とその家族たちの苦悩が浮き彫りとなった。
 実際、避難所には多数の障がい者がいるにもかかわらず、多くの避難所では、「障害者はいない」「特別な支援はいらない」と言うそうだ。
 障害者といっても、避難所側が考える障がい者は、車椅子などを利用している重度の障がい者であることから、内部障害や難病、精神障害などを想定していない。このギャップが支援の遅れを招いている。
 見えない障害という点では聴覚障がい者も苦労している。一部の報告では、ある難聴者が補聴器のハウリング音がうるさいと言われ、終日避難所の外で時間を過ごし、寝るときだけ避難所に戻るという生活を送っているという。
 また、避難所では食事時間や入浴時間などの重要な連絡がマイクを通して知らされるため聴覚に障害がある人には伝わらないという現状も報告されている。
 日にちが経つほど各地の避難所では、一般の避難者はもとより障がい者の疲労の色が濃くなっている。
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